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アンケート調査とは?目的やメリット・デメリット、流れなどについて解説
アンケート調査集計2025.04.22 []
アンケート調査は、企業活動やマーケティング施策、社会調査など、幅広い場面で活用されています。目的や手法を理解し、アンケート調査を正しく活用できれば、調査結果をビジネスや施策の意思決定に役立てられます。
しかし、アンケート調査を実施するにあたって、「どう設計すれば有効な結果が得られるのか」「どの手法を選ぶべきか」といった疑問を抱く方も多いでしょう。
この記事では、アンケート調査の基本的な定義やインタビュー調査との違い、目的、手法の種類、メリット・デメリット、実施の流れなどを解説します。
初めてアンケート調査をおこなう方や、既存の手法の見直しをしたい方は、ぜひ参考になさってください。
アンケート調査とは |
アンケート調査とは、特定の対象(調査対象者)に対して一定の質問を提示し、その回答を集計・分析することで、意見や傾向、実態などを明らかにする手法です。マーケティングリサーチの1つとして、消費者のニーズ把握や商品・サービスの改善、顧客満足度の測定、社会的な意識調査など、さまざまな場面で利用されます。
アンケート調査の特徴は「多数の意見を比較的低コストで収集できる」点であり、結果を数値化することで定量的な分析が可能です。そのため、特定の傾向を可視化したい場合や、仮説を検証したい際に有効な手段となります。
アンケート調査とインタビュー調査の違い |
アンケート調査と似た調査手法に「インタビュー調査」があります。どちらも対象者から情報を収集するという点では共通していますが、目的や手法、得られる情報の質において大きな違いがあります。
アンケート調査は、多数の対象者に同じ質問を提示し、定量的なデータを集めるのに適した手法です。一方、インタビュー調査は1対1の対話形式で、回答の背景や本音などを深掘りしやすく、質的な情報を得るのに向いています。
アンケートは「広く浅く」、インタビューは「狭く深く」情報を収集する手法として、目的に応じて使い分けることが大切です。
アンケート調査の目的 |
アンケート調査の目的は、情報を収集し、それをもとに適切な判断や改善をおこなうことにあります。特に多い例として、アンケート調査によって顧客の満足度や不満点を把握し、サービスの改善に役立てるケースが挙げられます。
また、新商品やサービスの開発段階では、ターゲット層のニーズを事前に把握することで、市場に合わせた提供が可能になります。さらに、消費者の行動傾向や社会全体の意識を把握するために、世論調査や社会調査の一環として、アンケート調査が活用されることもあります。
調査の目的が明確であればあるほど、設問設計や調査方法の選定も的確になり、信頼性の高いデータを得られます。このように、ビジネス・行政・研究など、あらゆる分野で有効に機能するのが、アンケート調査の特徴だといえます。
アンケート調査の種類 |
アンケート調査にはさまざまな手法があり、目的や対象者、予算、実施場所などに応じて適切な方法を選ぶことが重要です。ここでは、代表的な4つのアンケート手法についてご紹介します。
インターネット調査は、Web上でアンケートフォームを作成し、対象者にメールやSNSなどで配信して回答を得るアンケート調査です。スピーディかつ低コストで実施でき、全国規模や特定の属性に絞った調査も、比較的容易に実施できます。
ただし、回答者はインターネット環境がある人に限定されるため、結果に偏りが出る可能性には注意が求められます。
郵送調査は、アンケート用紙を郵送し、記入後に返送してもらうアンケート調査です。
高齢者層などインターネットを利用しない層にも対応できる手法で、丁寧な印象を与えやすいというメリットがあります。一方で、回答率が低くなりがちで、回収や集計に時間と手間がかかる点が課題として挙げられます。
街頭調査は、商業施設の周辺や駅前など、人通りの多い場所で直接通行人に声をかけて実施するアンケート調査です。街頭で声をかけることで、対象者の属性がランダムになりやすいため、広く意見を集めたいときに有効な方法だといえます。
リアルな場でのやり取りとなるため、対象者の反応を直接観察できるメリットもありますが、天候や場所によっては実施が難しい場合もある点に注意が必要です。
訪問調査は、調査員が対象者の自宅やオフィスを訪問し、対面でアンケートをおこなうアンケート調査です。他の方法に比べて対象者の協力を得やすく、対話を通じて詳細な情報を得やすい特徴もあります。
ただし、調査としての信頼性が高い一方で、人件費や時間などのコストがかかるため、予算やスケジュールとのバランスを考慮する必要があります。
アンケート調査のメリット |
アンケート調査には、他の調査手法と比べて多くのメリットがあります。ここでは、主な3つのメリットについて、詳細を確認していきましょう。
アンケート調査は、比較的少ない予算と手間で実施できるのが大きなメリットです。
特にインターネット調査では、印刷費や郵送費、人件費が不要なため、短期間かつ低コストで実施できます。また、自社で手軽に調査ツールを使って実施することも可能で、スピーディな情報収集が求められる場面に適しています。
選択式のアンケート調査では、回答結果を数値として集計・分析することが可能です。
グラフや表にまとめることで、社内報告やレポート作成がスムーズになり、客観的な判断材料としても活用しやすくなります。全体の傾向や属性別の違いも把握しやすいため、戦略立案にも役立つでしょう。
アンケート調査は、全国規模から特定の地域・属性に至るまで、幅広い層から意見を集めやすい点もメリットの1つです。
一斉に同じ質問を提示できるため、効率的な情報収集が実現します。また、ターゲットを絞った調査も可能で、より精度の高いデータ収集にも対応可能です。
アンケート調査のデメリット |
アンケート調査は便利な手法である一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、代表的な3つのデメリットについて、詳しく確認していきましょう。
アンケート調査では、必ずしも全ての回答が正直・正確とは限らず、事実と異なる回答が存在する可能性に注意が必要です。
たとえば、設問の意味を正しく理解していないケースや、面倒に感じて適当に回答してしまうケースもあり、実態と異なる情報が混じるリスクがあります。そのため、調査設計や分析時には、こうした誤差を想定した工夫が求められます。
アンケート調査のデメリットとして、回答に対しての深掘りが難しい点も挙げられます。
アンケート調査は、基本的に画一的な設問形式で実施されるため、自由度の高い対話ができません。その結果、回答者の本音や背景を深く探ることが難しく、「なぜそのような回答をしたのか」といった部分までは把握しにくい傾向があります。
そのため、詳細な理解が必要な調査テーマの場合は、他の手法と組み合わせることも検討すると良いでしょう。
アンケート調査の結果を正しく分析・活用するためには、統計的な知識が求められる場面もあります。
たとえば、より正確なデータを得るためには、母集団の偏りをどう補正するか、信頼性の高いサンプル数はどれくらいかといった判断が必要になります。
専門的な知見がない状態でアンケート調査を実施すると、誤った解釈をしてしまう可能性があるので注意しましょう。
アンケート調査の流れ |
アンケート調査を効果的に実施するためには、事前準備から集計・分析までの各ステップを丁寧に進めることが大切です。ここでは、一般的なアンケート調査の流れを6つのステップに分けて、順に確認していきましょう。
アンケート調査では、まず「何のために調査をおこなうのか」「どのような情報を得たいのか」を明確にし、対象となる調査対象者(ターゲット)を絞り込みます。目的が曖昧なままだと、調査結果を正しく活用できないため、このステップが非常に重要です。
次に、インターネット調査や郵送調査など、アンケートをどのような方法で実施するかを決定します。
調査方法によって、対象者の属性や回収率が異なるため、目的や予算に応じた手法を選ぶ必要があります。あわせて、実施期間や回収スケジュールも設定しておきましょう。
続いて、目的に沿った質問項目を作成します。
質問はなるべくシンプルで、回答しやすい内容にすることがポイントです。必要に応じて、選択式と記述式を組み合わせて作成することで、幅広い情報を得やすくなります。
また、誘導的な表現や曖昧な言い回しは避けるように注意しましょう。
質問が決まったら、実際にアンケートフォームを作成します。その際、回答率を高めるために、冒頭で調査の目的や所要時間を記載し、安心感を与える工夫も効果的です。
アンケートフォームが仕上がったら、アンケートを配信・配布し、実際に回答を収集します。期間中は、必要に応じてリマインドを行うなど、回答率を上げるための取り組みも有効です。
最後に、回収したデータを集計・分析し、調査目的に沿って結果をまとめたうえで、傾向や課題を把握します。場合によってはクロス集計などを活用し、属性ごとの違いなども詳しく分析することで、より深い洞察が得られます。
質の高いアンケート調査をおこなうコツ |
アンケート調査の効果を最大限に引き出すには、調査の精度や回答率を高める工夫が欠かせません。ここでは、質の高いアンケート調査を行うためのコツを3種類ご紹介します。
アンケート調査の質問が複雑すぎたり、専門用語が多く含まれていたりすると、回答者が内容を正しく理解できず、正確な回答が得られない可能性があります。
そのため、誰でも直感的に意味が分かるような、シンプルで明確な表現を心がけることが大切です。また、1つの質問で複数の内容を聞く「二重質問」なども避けるようにしましょう。
全ての人に対して同じアンケートを配信しても、得られる情報が分散し、分析が難しくなることがあります。
そのため、調査の目的に合った属性(年齢、性別、地域、職業など)を明確にし、必要な回答が得られるようターゲットを適切に設定しましょう。ターゲットを絞ることで、より精度の高い分析が可能になります。
アンケートに回答するモチベーションを高めるためには、インセンティブ(謝礼)を用意するのも効果的です。抽選でプレゼントが当たる形式や、ポイントを付与する仕組みなど、手軽な内容でも回答率の向上が期待できます。
ただし、インセンティブの内容によって、偏った回答へ誘導することがないように注意も必要です。
アンケート調査の流れ |
アンケート調査を実施する際は、信頼性のある結果を得るために、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。ここでは、特に重要な3つの注意点について確認していきましょう。
アンケート調査では、設問の表現などによって回答者の考えを誘導しないように注意が必要です。たとえば、「多くの人がこの商品に満足していますが、あなたはどう思いますか?」といった言い回しは、肯定的な回答を促す誘導質問にあたります。
回答者の自由な意見を集めるためには、中立的で客観的な表現を用いた設問にするよう工夫が求められます。
アンケート調査では、バイアスを発生させないように注意が必要です。
バイアスとは、調査結果に偏りが生じてしまう現象を指します。たとえば、特定の属性に偏った対象者のみから回答を得てしまうと、結果が全体の傾向を正しく反映しない可能性があります。
設問内容や回答形式にもバイアスが入り込むことがあるため、設計段階で十分に配慮することが大切です。
アンケート調査実施時には、個人情報の取り扱い方を開示することも注意点です。
アンケートの中には、年齢や職業、住所などの個人情報を含む項目がある場合もあります。その際は、取得した情報の利用目的や管理方法、第三者提供の有無などを明示し、プライバシー保護への配慮を示すことが求められます。
また、信頼性を高めるため、プライバシーポリシーへのリンクを記載するなどの対応も効果的です。
まとめ |
今回は、アンケート調査の基本的な概要から目的、手法の種類、メリット・デメリット、具体的な流れや実施時のポイントまで、詳しく確認してきました。
アンケート調査は、コストを抑えつつ多くの意見を集められる調査方法です。しかし、設問の設計や対象の選定などに注意を払わなければ、正確なデータを得ることが難しくなります。そのため、手法や分析方法を適切に選び、質の高い調査を行うことが重要です。
今回の内容を参考にして、より効果的で信頼性の高いアンケート調査を実施し、ビジネスや施策の意思決定に役立てていきましょう。
データセレクトでは、アンケート調査の集計代行を承っております。
自治体の調査・集計の豊富な実績を活かし、アンケート用紙やフォームの作成から集計、分析、表やグラフの作成までワンストップで対応いたします。
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このコラムの監修者
取締役 BPOサービス部長
岸村 淳一
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